平成28年6月24日(金)夜7時から10時ころまで、赤坂見附の中華料理店で第84回「士の会」が開催されました。
会合テーマは、「災害対策のためにしていること」を予定していましたが、当日の緊急ニュースを受け、これも災害の一つだろうと「イギリスのEU離脱について」に急遽変更されました。
EU離脱については、他国との自由な行き来や交流等に多様な可能性を求める若者が残留派、移民問題やイギリス人の誇りを重んじる高年齢層が離脱派という構図と思われました。しかし、必ずしもそうではなく結局は貧富の問題で、老若男女を問わず、貧しい層の現状への不満がEU離脱を招いたのではという意見も出されました。
EU離脱の影響としては、市場が不安になって株価低下と円高をもたらし、日本経済にも大打撃を与える正に大災害だとかなりの危機感を持たれるメンバーの方が大半でした。一方で、単なる対岸の火事にすぎず、他国の出来事に一喜一憂するよりも日本という国自体がどのような道筋で自ら経済を立て直していくかに専念した方がいいのではという意見もありました。
メンバーの議論に耳を傾けつつ、アメリカではトランプ旋風が巻き起こっていますし、格差社会の問題や現状への強い不満は全世界的な現象なのかもしれないと思いました。