2016年8月24日午後7時ころより10時ころまで、西荻窪の創作居酒屋で、第86回士の会が開催されました。
テーマは「10年後の日本に期待したいこと」で、技術社会の進展で利便性が向上する一方、高齢化、国際競争力低下、格差社会の進行等が予想される10年後の日本の問題点などが話し合われました。
50歳前後の会社員のメンバーの方からは、あと約10年後の60歳で突然今の地位や役職を失い、大幅減給のうえ部下の下で働くのはきついし、まだ働ける65歳で退職という日本のシステムはおかしい。1億総活躍社会というのなら、退職後も例えば起業して働いて社会に貢献するためにも、在職中から副業を認める合法的な制度を国に作って欲しいという斬新な意見が出されました。
他にはロボットや人工知能の発達で、人間が必要な仕事はどんどんなくなるのではという意見、逆に接客業のレベル低下がひどいし、3Kと言われる仕事で代表されるように外国人労働者がますます増加する一方で日本人の労働者層は空洞化してしまうのではという意見、温暖化や冷却化等の異常気象も著しいし、環境破壊をどうしたらいいのかなどの意見が出され、なかなか盛り上がった楽しい会合でした。